兼松(8020)【専門商社への転換で業績回復、電気自動車関連の評価も】

兼松  [8020] 東証1部 時価:73円

兼松(8020)に注目。筆頭株主である三菱東京UFJ銀行の支援を受けて再建を進めており、総合商社から電子材料・IT、食料などの分野に経営を資源集中、第2四半期累計決算は、売上高4933億円(前年同期比8.5%増)、営業利益115億円(同24.9%増)となった。12年3月期通期業績予想は、売上高9800億円(前期比4.6%増)、営業利益200億円(同10.9%増)を見込んでいる。
 ICT・モバイルソリューション事業が、スマートフォンなどの市場拡大を受け、好調に推移したのに加え、需給環境が比較的安定していた食品事業は、調理食品・加工品などを中心に好調に推移している。さらに、自動車用線材およびステンレスを中心とした欧米向け輸出取引が活発に推移し、工作機械の需要も順調に回復してきた。
 また、京都府が推進している「電気自動車等普及促進計画」に参画、同社は充電器の利用に伴う認証・課金システムなどで貢献しており、この面からも注目。
 株価は、10月以降続いていた65〜70円の狭いレンジでのボック相場をようやく抜け出したところ。中期的には90円台乗せに向けた上昇が期待できそうだ。時価は、PERは3倍台、PBRは0.8倍台と割安水準にある。

2011/12/2 8:52