コープケミカル(4003)【値上げ浸透で業績好調、TPP対策関連として注目】

コープケミカル  [4003] 東証1部 時価:105円

コープケミカル(4003)に注目。同社は、全農系で肥料製造大手。
 同社の12年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結営業利益は、従来予想の1億7000万円に対して2億800万円(前年同期4億3400万円の赤字)を達成し、12年3月期通期の営業利益を従来予想の6億5000万円から7億5000万円(前期1億5600万円の赤字)に上方修正した。利益面では、6月に引き続き原材料価格の上昇を受け、肥料価格が11月からさらに値上げしたことが寄与してくるためだ。
 主力の肥料事業では、新たに国内の未利用資源を原料の一部に使用した「エコ化成」を発売するとともに、より環境負荷が少なく農家ニーズに対応した有機肥料タイプの「基肥一発肥料」や「コープペースト」・「畑のカルシウム」などの拡販、および「コープガードD一発」、「側条用コープショート一発20」などの農薬入り肥料を拡販した。
 化成品事業では、工業用および肥料用リン酸が大口ユーザーへの増販で増収となったものの、震災により太平洋側のユーザーが被災し、リン酸カルシウムが減収となった。
 株価は、12月2日に、クミアイ化学工業(4996)が大幅な業績上方修正を好感して急騰したのに連動して、コープケミの株価も突飛高となった。その後は再び100円トビ台での推移となっている。
 過去の株価推移から判断して、震災直後の一時期を除いて時価水準は、ほぼ底値圏といえそうだ。現在継続中の低位株物色の流れに乗る銘柄でもある。また、中期的にはTPP(環太平洋戦略的経済連携協)に関連した農業振興対策関連としても注目。

2011/12/9 8:42