ショーボンドHD(1414)【高速道路補修関連の代表格、PERは11倍台と割安】

ショーボンドHD  [1414] 東証1部 時価:1,908円

年初以来、橋梁・道路関連銘柄への集中物色が続いている。その中で、高速道路補修関連の筆頭格ともいえるのがショーボンドホールディングス(1414)だ。同社は、コンクリート構造物補修の最大手で、橋梁、高速道路に強みを持ち、震災復興関連銘柄として注目されている。既に株価は、年初の1700円水準から1900円まで上昇しているのが、他の橋梁・道路関連に比べれば、極めて穏健な値動きとなっている。
 今回の震災では、地震の規模に比べて、耐震化が進められていた橋梁などの被害は少な目だった。そのため、阪神・淡路大震災時のような、橋梁の耐震基準の引き上げなどは想定しにくいのが現実。それでも、まだすべての橋梁や高速道路の高度な耐震化が完了しているわけではなく、長寿命化への取り組みとも相まって、橋梁補修の中期的な潜在需要は大きなものとなりそうだ。
 加えて、好採算と見られる病院や学校などの建物耐震については、積極的な予算措置が採られており、利益面での寄与が見込まれます。同社の業績に復興需要が影響してくるのはまだこれから。12年6月期の連結営業利益は77億円(前期比0.5%増)とほぼ横ばい予想だが、上方修正が濃厚。
 株価は、年初からの橋梁。道路株物色の流れに乗って1900円台を回復している。ただ、この1900円水準は、昨年の5月半ばから10月半ばに掛けてもみ合った価格帯。したがってここを上抜けるには、ある程度の日柄とエネルギーが必要となりそうだ。時価(16日終値1908円)で試算したPERは11倍台と割高感はない。

2012/1/17 8:36