ダイソー(4046)【自動車生産改善で来期業績向上へ、意欲的な中期経営計画も評価】

ダイソー  [4046] 大証1部 時価:240円

 ダイソー(4046)に注目。同社は、苛性ソーダの中堅メーカー。収益源は苛性ソーダや国内トップシェアでエポキシ樹脂原料などに使うエピクロルヒドリンなどの基礎化学品事業(連結売上高の約50%)と、国内トップシェアで自動車用耐熱・耐油ホースなどに使うエピクロルヒドリンゴムなど機能化学品事業(同約30%強)の両事業で連結営業利益の90%強を稼いでいる。
 12年3月期第2四半期(4〜9月)の連結営業利益は、24億円(前年同期比14%増)と期初計画を上回って着地した。東日本大震災の影響で苛性ソーダの競合メーカーが被災したため、同社への引き合いが増加したことや、製品値上げの浸透も順調に進んだことなどが寄与した。下期の11年10月〜12年3月期は、同業の大手メーカーの火災事故で苛性ソーダの需給は大幅に引き締まっているのに対し、半導体、プリント基板の原料となるアリルエーテルなどは震災需要の一巡に加え、電子材料関連の低迷が懸念されている。こうした中、会社側は通期連結営業利益予想を前期比14%増の51億円で据え置いた。
 一方、同社は14年3月期の売上高が今期計画比29%増の1100億円以上、経常利益が同50%増の80億円以上という意欲的な中期経営計画目標を達成するため、積極的な設備投資を実施しており、今期投資額は前期比約10倍の130億円を計画している。
 株価は、昨年8月2日に昨年来高値の327円を付けて以降調整トレンドとなっていたが、年末の12月27日に235円で安値を付けて以降は、反発の兆しをみせている。PER10倍台、PBR0.7倍台と割高感はない。

2012/1/17 12:40