児玉化学工業(4222)【13年3月期の利益向上に期待、インドネシア工場は7月から稼働】

児玉化学工業  [4222] 東証2部 時価:66円

児玉化学工業(4222)に注目。同社は、三菱樹脂系のプラスチック加工メーカーで、住宅関連、自動車向部材向けを主力に手掛けている。住宅用では、洗面化粧鏡、キッチン、トイレ、バスなど、水周りに採用される樹脂製品を提供している。設計から生産までの、一貫した完全受託生産体制を確立、その技術力は大手住宅設備メーカーを中心に高い評価を得ている。新設住宅着工戸数が緩やかながら増加しているのに加え、震災復興に伴う住宅建設需要の増加が引き続き予想される。
自動車部品材料では、タイの連結子会社について、震災に伴うサプライチェーン(部品供給網)の寸断や、洪水に伴う自動車減産の影響が懸念される。ただ、同社の自動車部品工場に被害はなく、近隣被災工場の代替受注で、12年度にかけてフル操業が続いていることは事実。
 12年3月期の連結業績は、売上高185億5000万円(前期比4.5%増)、営業利益5億3000万円(同0.5%減)と横ばい推移が見込まれる。同社は、急成長が見込まれるインドネシア国内の需要と、日系自動車メーカーの現地部品調達拡大の要請などに対応するため、インドネシアに生産子会社を設立すると発表している。今年2月に設立し、7月から操業を開始する予定。 したがって、来期の13年3月期の営業利益は大幅増益となる可能性も浮上している。
 株価は昨年12月27日の安値45円を付けて以降順調な上昇軌道をみせている。短期間に急上昇しているだけに、多少の波乱展開は予想されるものの、来期の業績向上を想定しながらの中期的な株価上昇は継続しそうだ。

2012/1/23 8:48