ティアック(6803)【オンキヨーとの資本・業務提携で再建加速、中長期での株価上昇へ】

ティアック  [6803] 東証1部 時価:38円
 
 ティアック(6803)に注目。同社とオンキヨー(6628)は1月20日、資本・業務提携すると発表した。オンキヨーが第三者割当増資を実施するとともに、株式を持ち合う。国内で縮小傾向にあるオーディオ機器市場で、双方のブランド・販売力を活用し、より競争力のある製品を投入できる体制を構築するのが目的。
 オンキヨーは、ティアックの筆頭株主であるフェニックス・キャピタル・パートナーズ・ワン投資事業組合などから、市場外取引により、ティアックの2893万2000株(発行済み株式総数の10%)を1月20日に取得している。
 さらに、オンキヨーは2月6日に583万3300株の新株を1株120円で発行し、全株をティアックに割り当てる。ティアックが取得するのは、オンキヨーの増資後の発行済み株式総数の9.42%となる予定。取得価格は6億9999万円。
 オンキヨーは1月4日、米ギブソン・ギター に対し約8億円の第三者割当増資を実施すると発表している。今回のティアックとの資本業務提携により、ギブソンはオンキヨーの第2位株主(持ち株比率13.31%)、ティアックは第3位株主となる予定。
 ティアックは1月31日、12年3月期連結業績予想の下方修正を既に発表済み。売上高を従来予想の300億円から275億円(前期比25.4%減)、営業利益16億円を7億5000万円(同25.3%減)へとそれぞれ減額した。
  主としてタイの洪水に伴う部品不足による部品調達コストなどの上昇、パソコンの生産減少の影響による光ディスクドライブの売上減少が見込まれること。さらに、ユーロに対する円高の影響などが下方修正の要因となっている。

 株価は、オンキヨーとの資本・業務提携を好感して急上昇し、1月23日に45円を付けた後は一服状態となっている。ただ、資本・業務提携の効果が本格化するのはこれからで、30円台という極めて低位な株価水準を考慮すると、再建の具体的なシナリオが明確化するにしたがって、中長期的な上昇が見込めそうだ。

2012/2/2 12:36