東邦金属(5781)【13年3月期は回復狙う、放射線防護服の需要増加を見込む】

東邦金属  [5781] 大証2部 時価:102円

同社は、タングステン、モリブデンの複雑加工が主力の非鉄金属メーカー。白熱電球用減少で新規用途や他素材展開を模索している。
 同社は1月30日に、12年3月期の単体決算の下方修正を発表した。それによると、従来予想の売上高45億4000万円を40億5200万円(前期比17.0%減)、営業損益は1億1400万円の黒字予想から、一転して1億7400万円の赤字となる。
これは、LED(発光ダイオード)の急速な普及に伴う一般照明用タングステン・モリブデン線条製品の落ち込み、円高及び海外メーカーとの価格競争の影響による。さらにレンジ用モリブデン加工品の減少、光通信用タングステン合金の急激な減少など、既存製品への受注が一段と悪化したことが響いた。
ただ、来期の13年3月期は、同社が昨年10月11日に発表した放射線防護服など新製品が大きく寄与する見通しだ。この放射線防護服は、グンゼ(3002)と共同開発したもので、医療や原発関連施設などの需要が大きく増加するものと見られる。
 株価は、昨年12月28日に74円の安値を付けて以降、順調な下値切り上げパターンを継続している。
2012/02/23 8:08