有機合成薬品工業(4531)【医薬中間体の製造技術力に注目、昨年来高値更新で新局面に浮上】

有機合成薬品工業  [4531] 東証1部 時価:257円

 有機合成薬品工業 (4531)に注目。同社は、医薬中間体、タイヤ接着剤、食品添加物が主力分野。中でも特に、医薬中間体の製造技術で先行しているのが注目点で、筆頭株主であるニプロ(8086)と提携して、医薬品部門の強化を狙っている。
 食品添加物やタイヤコード向け接着剤が、昨年の震災の影響で一時的に落ち込んだものの、その後は復興需要もあり順調に回復している。現在、福島県いわき市の主力工場は、フル稼働の状態まで回復している。12年3月期の営業利益予想5億2000万円(前期比69.1%増)に対し、通期に対する進ちょく率は、第3四半期累計(11年4〜12月)で、既に91.9%に達し、上方修正が濃厚となっている。
 今後は、国内の製薬メーカーにとって、中国などからの安価な医薬品原体を使用してコストダウンを図ることが必須条件となってくる。そこで医薬中間体を製造する高度な技術力を持った有機合成薬の活躍場面が広がりそうだ。
 株価は、2月下旬の200円台から、出来高を伴って急ピッチの上昇をみせている。昨年3月高値の264円を上回り、3月8日に昨年来高値を更新し、新たな上昇局面に浮上してきた。今後は短期間の値固め完了後、再び上昇局面を迎えそうだ。

2012/3/13 12:18