ダイセル(4202)【エアバッグの高成長持続、海外生産を積極化】

ダイセル  [4202] 東証1部 時価:549円

 ダイセル(4202)は、来期の13年3月期から増益トレンドに復帰する可能性が高い。世界シェアで20%を占める自動車エアバッグ用インフレータが収益をけん引する見通し。インフレータはガス発生装置で、同部品が着火することでエアバッグが膨らむ仕組み。
 国内の自動車生産が減少する中でも、12年3月期の販売数量は4800万個、前期比 14%増の見通し。13年3月期からの日系自動車メーカーの増産再開に加え、欧州 ・ 韓国自動車メーカーからの新規受注の獲得などで販売数量が伸びそうだ。
 中期的には低グレード車種のエアバッグ採用や、航空機など自動車用途以外の用途拡大の可能性も浮上している。増産対応にも積極的で、日本、米国、中国、タイ、ポーランドに次いで6拠点目となる韓国工場が14年3月期末に稼働する予定。
 株価は、昨年12月以降、25日移動平均線に沿って順調な上昇トレンドを描いている。また、直近の東証信用倍率は0.16倍と超売り長となっており、取組妙味もある。

2012/03/19 12:29