大気社(1979)【塗装システム事業は順調拡大、電気代4分の1で済む植物工場】

大気社  [1979] 東証1部 時価:1699円

大気社(1979)に注目。空調設備工事の大手で、自動車塗装設備工事も手掛けている。同社の13年3月期は、ビル空調分野で低採算の物件の売上計上が見込まれることや、国内産業空調分野で震災後に受注した緊急性の高い復旧工事が減少するはマイナス要因となりそうだ。一方、採算の良い塗装システム事業の手持ち工事が豊富にあることに加え、日系自動車メーカーの海外工場への投資意欲が旺盛なことから、新規受注の増加が期待できそうだ。また、タイ子会社の洪水被害関連復旧工事の増加などもプラス要因となる。
 さらに、リチウムイオン電池製造工場向けの高価な溶剤を回収・精製するシステムや、電気代が従来の植物工場の4分の1程度で済む完全人工光型水耕栽培植物工場システム「大気グリーンファーム」の開発・販売など新規分野の育成にも積極姿勢をみせている。
 株価は、2月28日に付けた安値1595円を底に、反転上昇軌道を描いている。19日には、75日移動平均線(1677円)を超えてきており、先高期待感が高まってきた。信用買い残が膨らんでいることや、過去に滞留日数が多かったゾーンに入ってきたことで、短期的な売り圧力は強まるものの、中長期でのジリ高歩調は見込めそうだ。PER13倍台、PBR0.9倍台と割高感はない。
2012/03/21 8:15