保土谷化学工業(4112)【有機ELに見直し機運、業績下方修正が買い場提供】

保土谷化学  [4112] 東証1部 時価:279円

保土谷化学工業(4112)に改めて注目したい。同社は中堅の化学メーカーで、プリンタ関連など電子材料が柱となっている。
 東芝(6502)、日立製作所(6501)、ソニー(6758)の統合会社であるジャパンディスプレーが有機EL(エレクトロルミネッセンス)市場に参入する方針を明らかにしたと伝わっており、今後の有望市場としての意識が高まる方向にある。なお、韓国サムスングループの液晶子会社が発足とも伝わっているが、今後は有機ELを手掛ける子会社と合併予定であり、こちらも同市場の成長期待を高めさせる流れになってきた。
 同社は、家電業界の勝ち組とも言える韓国・サムスングループと有機ELを共同開発。子会社の新研究所が完成間近にあり、将来性豊富な発光材への注目度は一段と増幅してきそうだ。
同社は3月26日、12年3月期予想で、売上高を380億円から353億円(前期比5.6%増)へ、営業利益を24億円から16億円(同33.9%減)へ、純利益を20億円から12億円(同2.1倍)にそれぞれ引き下げた。
世界的な景気後退による需要の鈍化や、円高の継続、東日本大震災による需要の変動などの影響を受け、業績予想を下方修正した。この下方修正を嫌気して株価が一時下落している。しかし、今期以降は業績回復基調が一段となる見通しにある。したがって、この押し目は、絶好の買い場が提供されていると判断したい。
2012/04/05 7:52