マルカキカイ(7594)【海外生産へのシフトが奏功、第1四半期利益は高い進ちょく率】

マルカキカイ  [7594] 東証1部 時価:900円

 マルカキカイ(7594)に注目。4日に12年11月期の第1四半期(11年12月〜12年2月)連結決算を発表。大幅な増収増益を達成したことで評価機運が高まっている。
 第1四半期決算は、売上高94億3000万円(前年同期比22.2%増)、営業利益5億2800万円(同2.37倍)と高い伸びを示した。主力の産業機械が国内外の自動車関連向けなどに順調に推移し、建設機械の低調をカバーした。
 第1四半期時点での進ちょく率は、据え置かれた12年5月中間期予想に対し、売上高で55.5%、営業利益で88%。同じく通期予想に対してはそれぞれ26.2%、40.6%と、非常に好調な滑り出しとなっており、早くも業績上方修正の可能性が濃厚となっている。
 主力の産業機械事業は、国内製造業の生産拠点の海外移転に伴い、東南アジア向けの販売が好調に推移している。また自動車産業の設備投資が回復傾向にあると見られる北米向けも好調。国内製造業の生産拠点の海外シフトは大きなトレンドと見られる。同社は品揃えや価格面において包括的に製品を提供しており、日系企業の海外設備投資需要を順調に取り込む可能性が高い。
 タイの復興需要については、通期で20億円の売上寄与が見込まれるが、第1四半期計上分は5億円に留まっており、残りの15億円は第2四半期(3〜5月)以降に寄与する見通し。
 株価は、4日の第1四半期決算発表の好内容を受けて5日に買われたものの、全般地合いの軟調もあって小幅な上昇に止まっている。依然としてPER11倍台、PBR0.6倍台と割安水準にある。
2012/04/06 14:17