クラレ(3405)【積極的な中期計画を公表、チウムイオン2次電池材料が貢献】

クラレ  [3405] 東証1部 時価:1131円

クラレ(3405)に注目したい。同社は5日、12年度から新たにスタートしている中期経営計画を発表。最終年度の14年度には営業利益850億円と、11年度会社計画の570億円から大幅増益を目指す積極的なプランだ。従来の中期計画で実施した投資案件に伴う設備稼働率上昇によるアウトプット増が収益拡大の主な要因。
基本方針は以下の三つ。1・18年近傍で売上高1兆円、営業利益1500億円を見通せる計画であること、2・グループの新たな成長を可能とする事業基盤の構築、3・世界的視野に立った優れた経営基盤の実現。
 樹脂セグメントでは、機能性樹脂「エバール」の成長を見込み、ポバール樹脂、PVBフィルムも積極的な地域拡大・新規用途開発を進める。化学セグメントでは、イソプレン、エラストマーや、高耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」の現有設備フル稼働による一段の成長を狙う。繊維セグメントでは、「クラリーノ」の事業構造改革完了に伴い、安定的収益を確保。
新事業ほかでは、キャパシター関連や、リチウムイオン2次電池材料などの貢献などを見込んでいる。
 株価は、3月19日に1230円で年初来高値をつけて以降、調整局面となっているが、1000円台で反転上昇に向かう可能性が濃厚となってきた。
2012/04/09 8:00