特種東海製紙(3708)【放射性物質を吸着するゼオライト不織布を開発】

特殊東海製紙  [3708] 東証1部 時価:222円

 特種東海製紙(3708)に注目。同社は4月16日、放射能物質の飛散および移着の防止をターゲットとした、耐久性と施工性に優れたゼオライト不織布の開発に取り組んでいることを発表した。
 同社は、結露防止シートや調湿シートで長年培った不織布製造の技術、知見を応用し、放射性物質が飛散および移着しにくい材料と技術を利用して、不織布と不織布の間にゼオライトを均一に固着させることに成功した。福島第一原発事故により飛散した放射性物質の吸着材料として、検証用サンプルの提供について4月中旬から受け付けを開始する。
 この不織布の主な特長は、1:放射性セシウムを不織布内部に吸着かつ閉じ込めることが期待できる、2;用途に応じて適切な不織布を選択できる、3:不織布表面からのゼオライト粉末の脱落が起こりにくい、4:水に濡れても強度の低下がほとんどなく、耐久性に優れた不織布を使用、5:施工しやすいように、特殊加工により柔軟性を付与、6:枚葉やロールの形状で提供ができ、断裁や折りたたみなどの加工が可能 ――などとなっている。
 株価は、このゼオライト不織布開発の発表を受けて、180円から220円台まで急上昇している。しかし、PBRは0.6倍台と割高感はない。本格上昇はこれからといえそうだ。
2012/04/24 8:11