カシオ計算機(6952)【中国での成長に期待、底値水準接近で反発期待も】

カシオ計  [6952] 東証1部 時価:462円

カシオ計算機(6952)に注目。時計事業では、1:デジタルクォーツ式はアナログ式に比べ機能的に革新の余地が大きい、2:独自色の強いブランド展開ができている、3:家電メーカーとして量販店などの販路を確保している――などが競争力として評価される。
同社ならではの機能的な革新性とブランド展開を結び付ける戦略は、特に拡大が期待できる中級ブランドで成長けん引役となりそうだ。薄型テレビを中心にAV家電製品は低成長に苦しんでいるが、特に中級ブランドの腕時計は、1:中国を含むアジア新興国で拡大している中間所得層の需要を取り込める、2:機能的なイノベーションを喚起し得る――などから相対的に成長余力があると評価できる。同社の時計事業は、震災影響の剥落などから、一時的に落ち込んだ採算が改善する局面にある。
株価は、4月2日に年初来高値の604円を付けて以降、全般相場の軟調地合いもあって下落トレンドが加速している。ただ、過去の株価推移から判断して底値水準に近い440円台に接近しており、値固め後の反発期待も高まっている。
2012/05/15 12:30