長瀬産業(8012)【林原買収でライフサイエンス分野を第2の柱に、】

長瀬産業  [8012] 東証1部 時価:928円

長瀬産業(8012)に注目。同社は、染料・合成樹脂などの化学品専門商社でトップの座を占め、医薬中間体なども展開している。2000年以降は製造機能事業を強化し高付加価値化を進め、アジアを中心に海外ビジネスを拡大している。
 特に製造機能事業では液晶・半導体向けが主体だったが、ライフサイエンス分野を第2の柱に成長させる方針。このため、買収したバイオ企業である林原を新規連結化する。同社の酵素技術と林原の酵素応用物技術、同社の提案営業力を組み合わせ、事業を拡大する計画だ。
 13年3月期は化成品事業が苦戦するものの、合成樹脂、電子事業が回復するほか、買収したバイオ企業の林原の新規連結化により増収増益に転換する見通しで、売上高7000億円(前期比10.8%増)、営業利益195億円(45.2%増)、当期利益155億円(80.9%増)、1株利益120円を見込んでいる。林原ののれん代の償却や支払利息があるものの、新規連結に伴う30億円程度の営業利益の上乗せ効果が寄与する見通しだ。
 株価は、4月下旬以降全体相場の下落に連動するかたちで調整していたが、PBR0.5倍の水準から、ここからの押し目は注目してよいでしょう。
2012/05/17 8:10