東洋ゴム工業(5105)【好業績の評価はこれから、PER8倍台と割安】

東洋ゴム  [5105] 東証1部 時価:248円

東洋ゴム工業(5105)が9日前場引け間際に急騰。一時、前日比36円高の247円まで買い進まれ、3月15日に付けた年初来高値245円を更新した。その後全体相場が下落する軟調地合いの中にあっても、頑強な値動きを続けており、上昇第2段階入りが接近している。
 同社は9日午前11時に、12年3月期連結決算ならびに、12年12月期業績予想を発表した。今期は決算期変更に伴い変則の9カ月決算となるが、前期実績の利益を上回る見通しで、12カ月決算として試算すると、営業利益は実質大幅増益となる。期末一括配当の増配と合わせて好感された。
 12年12月期業績は、売上高3040億円、営業利益152億円を見込む。前期の12年3月期決算は、それぞれ3205億円(前期比9.0%増)、128億円(同5.8%増)だった。今期は、主力のタイヤ事業で、中国新工場の立ち上げに伴い、販売拡大を目指すとともに成長著しいアジア地域での販売強化を図る。配当については7円(前期は5円)を予定している。今期(9カ月の変則決算)の連結営業利益152億円を単純に12カ月間に換算すると202億円となり、前期に比べ実質は57%程度の大幅増益となる。
 株価は、3月15日に付けた年初来高値245円を5月14日に更新(256円)しており、高値もみあいから新たな局面を迎えようとしている。株価指標面では、時価水準のPERは8倍水準、PBRは0.75倍と、依然として割安水準にある。
2012/05/18 7:55