全日本空輸(9202)【LCCは好調離陸、日航再上場で思惑も】

全日空  [9202] 東証1部 時価:236円

 全日本空輸(9202)の12年3月期第4四半期(1〜3月)の営業利益は59億円(前年同期比158億円)で、第4四半期実績としては史上最高を記録した。前年の震災影響からの反動増もあり、国内線収入は1542億円、同3.1%増、国際線収入は781億円、同19.1%という高い伸びだった。いずれも4月23日に発表済みの業績修正に沿った水準。
3月に運航を開始したLCC(格安航空会社)「ピーチ」に関わる需要動向についてアップデートがあった。開始後1カ月間でピーチは6万7000人の旅客を獲得する一方、これと競合するANAの路線の需要は微減にとどまった。
 日本航空は20日、東京証券取引所に株式の上場を正式に申請した。9月19日を想定し、東証1部への上場を目指す。2010年2月の上場廃止以来、約2年7か月で株式市場に復帰することになる。
 市場関係者の間では「日航の上場に向けて、公開価格をできるだけ高い水準にするため、類似企業である全日空の株価は高水準に維持されるのではないか」との思惑もささやかれている。
 株価は5月23日の年初来安値206円を底に反転上昇に転じており、230円台まで回復している。当面の目標は、3月12日に付けた年初来高値の263円となる。
2012/06/22 8:00