日機装(6376)【独社買収で補完効果、国内では医療関連が拡大】

日機装  [6376] 東証1部 時価:832円

日機装(6376)は、工業部門でのポンプの売上高構成比が高く、また利益貢献も高いと推定される。09年には独のレーバ社を買収し、事業を大きく拡大した。レーバ社は原油やガス処理プラント向けの大型ポンプで世界シェアトップ(会社試算でシェア4%程度)。
日機装単体はあまり大型ポンプを手掛けていないうえに、日機装の主要販路が日本、アジアに対し、レーバ社は欧州・中東がメインであるため、製品面・技術面・販売地域面で両社の補完効果は高いと考えられる。また、主力のポンプ事業に加え、近年は航空宇宙用機器や精密機器事業も事業の柱の一つとして育ちつつある。
医療部門は、国内シェア約5割を占める人工透析装置を中心に安定的な成長を続けている。医療部門の売上高は8割程度が国内向けであり、アジア、欧州、南米などで販売は行っているものの、医療部門の海外展開は現状規模としては小さい。しかし、10年には中国最大手の医療用具メーカーである威高集団と製造・販売子会社を合弁で設立することを決定するなど、海外進出に本腰を入れつつある。
 株価は800円台固めの動きとなっている。東証信用倍率は0.65倍と売り長となっている。

2012/06/22 12:10