クラレ(3405)【ポバールフィルムの収益性維持、株価は下値切り上げへ】

クラレ  [3405] 東証1部 時価:1074円

クラレ(3405)の主力収益商品である液晶ディスプレー(LCD)の表示に欠かせない偏光板の主材料ポバールフィルムの数量拡大余地は、以前に比べ小さくなったものの、薄膜化など技術の進化は続いており、液晶材料の中でトップクラスの収益性は維持できるだろう。樹脂セグメントの中核をなすエバール、ポバールは海外で伸ばす体制ができている。
調子を落としている熱可塑性エラストマーなど化学品は、景気底打ちとともに数量回復を通じて収益は改善に向かっている。(1)減損などにより自己資本が棄損するリスクが少ない、(2)資本コストを上回る収益をあげている、(3)コア事業が成長できる、ことを考慮すれば1株当たり純資産程度の株価は割安といえる。
株価は、11月以降順調に下値を切り上げ1000円台に乗せてきている。しかし、PERは13倍台と割高感はない。
2012/12/25 8:00