栗田工業(6370)【14年3月期は売上拡大基調に、水処理事業に期待】

栗田工業  [6370] 東証1部 時価:2120円

栗田工業(6370)の13年3月期連結業績計画は、売上高1960億円(前期比1%増)、営業利益250億円(同15%減)。12年10月公表の会社計画が据え置かれているものの、第3四半期(12年4〜12月)までの業績進捗率からみて、計画達成のハードルは高いようだ。円安により国内の電子部品工場の競争力が増すことで、同社の水処理薬品やメンテナンスサービス売上高が14年3月期には拡大基調に転じる可能性が高いと予想される。
中長期的には海外での水処理事業拡大が期待される。同社は、海外でのセールスエンジニアや水処理の試験センターを増加させ、海外需要の取り込みを図る。水処理の中でも特に、工場の排水回収リサイクル事業は需要拡大が見込まれるうえ、排水の回収・再利用の知見において新興国現地企業がキャッチアップできていない分野であるため受注獲得が有望視される。
株価は、1800円台での値固めを経て2月半ばから上昇に転じ、現在は2000円台固めの動きとなっている。直近の信用倍率は0.5倍の売り長となっている。
2013/03/21 7:45