Jトラスト(8508)【今期は買収した韓国の貯蓄銀行が牽引、営業利益3割増の160億円!】

Jトラスト  [8508] 大証1部 時価:2,030円

Jトラスト(8508)はM&Aを次々と仕掛けることでクレジットカード、消費者金融に手を広げるなど事業を多角化、急成長してきた。前13年3月期は前々期に手に入れたKCカード、武富士承継債権が上乗せとなり、営業利益は120億円(前期比2,2倍)にまで大躍進したが、今期も、前期にM%Aで参入した韓国の銀行事業(親愛貯蓄銀行)がフル回転、営業利益を前期比で3割増の160億円に押し上げるエンジンとなる。今期の収益の前提としては6月末の韓国の銀行の貸出債権買取まではおりこんでいるが、それ以上のM&A等の効果は入れていない。その意味で今回のライツオファリング(上場型新株予約権の無償割当)による資本調達の行方だ。全ての株主に1800円の行使価格で普通株1株に転換できる予約権を割り当て、最大1119億円もの巨額の手取り資金を調達するのは、国内では過去に類のない試みだ。最大1100億円の原資が手に入れば、同社のM&Aには一段と弾みがつく可能性は高い。高成長持続の布石が打たれることになる。東証と大証の統合後にJトラストが現在の2部から1部に昇格することも視野に入れ、今回の資本調達を契機に大株主の構成にも変化が出てくるかもしれない。予約権行使の期限切れとなる7月まで、目が離せそうにない。同社の藤沢社長は「ライツオファリング」が終わればM&Aなどスピード感をもって進めて行く」と言っているので、その手腕に注目してみたい。
2013/07/05 8:00