日東製網(3524)【宇宙ゴミ:魚網で除去へ!】

日東製網  [3524] 東証1部 時価:192円

人工衛星やロケットの残骸など、宇宙空間を漂う無数のデブリ(宇宙ゴミ)を取り除くための実験がいよいよ来月(2月29日)から始まる。地球の周囲には約1億個ものスペースデブリ(宇宙ゴミ)が存在すると推計されている。スペースデブリとは、役割を終えた衛生やロケット、放出された部品や破片などで、地表から高度約700−1000キロメートルにその多くが存在し、超高速のため宇宙船にぶつかれば大事故になる。
日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)と日東製網は2月29日に打ち上げ予定の三菱重工のロケットに搭載される人工衛星から宇宙空間に約300メートルにわたってアルミ製の網状ワイヤを接続して発生する磁力で、高速で飛ぶデブリを減速させて大気圏に落とす。デブリ除去のためのワイヤを宇宙空間で展開するのは世界初の試みである。JAXAは15年には長さ数キロのワイヤを使い本格的なデブリ除去実験を始める計画で、19年の実用化を目指している。
日東製網は約10年前から開発に着手し、2007年にはJAXAと連盟で特許も取得。2009年には魚網用を改造したデブリ除去ワイヤ専用機を完成させた。網状ワイヤは頑丈さと柔軟さを兼ね備えた3本の金属繊維で出来ており、既に全長1キロメートルの網状ワイヤも製造できている。実験の結果次第では同社の技術力の高さなどが一段と認識される可能性があり注目してみたい。
2014/01/24 7:45