TDK(6762)【スマホと自動車向け拡大で、かつての高収益企業へ変化の兆し!】

TDK  [6762] 東証1部 時価:4,495円

TDK(6762)は磁気テープやHDD用磁気ヘッドで一世を風靡したが、ここ数年はかつての勢いが感じられなくなっていましたが、4月28日に決算(米国会計基準)を発表した。
14年3月期の連結経常利益は前期比2,0倍の397億円に伸び、15年3月期も前期比40,8%増の560億円に拡大する見通しとなった。3期連続増収、増益になる。スマートフォン市場のほか自動車市場の要素で受動部品の拡大を見込む。ハードディスク駆動装置(HDD)用磁気ヘッドに依存した事業構造からの脱却を図る。
売上高は前年比6,7%増の1兆500億円、最終利益は前年比2,1倍の340億円となり、1株利益は270,24円の見込みとなった。中国メーカーを中心とするスマホ市場の拡大で、通信モジュールは増産を続ける計画で、14年3月期に赤字計上した高周波部品事業の黒字化を見込む。更にスマホ向けには、中国子会社のアンプレックステクノロジー(香港)の2次電池の拡大も図る。更に、自動車市場において、インダクティブデバイスと圧電材料部品の増加も見込む。
又、電気自動車(EV)用無線充電システムの開発で、米ベンチャーのワイトリヒティと提携し、EVの無線充電向けコイル部品を開発するなどして、無線充電対応のEV開発を狙う自動車メーカーへの営業を強化する。このように、今後はHDD用ヘッド事業だけでなく、高周波部品、2次電池、インダクティブデバイス、圧電材料部品を含む5事業でバランスの取れた利益構造に転換し、電子部品業界におけるグローバルリーディング企業を目指し、かつての高収益企業を目指している同社に注目してみたい。
2014/04/30 7:55