ケミプロ化成(4960)【有機EL材料の新工場の建設が順調に推移】


ケミプロ化成  [4960] 東証2部 時価:210円

ケミプロ化成(4960)は、2月7日に次世代ディスプレイや照明用に市場拡大が期待されていることに対応して、同社の有機EL材料の研究開発拠点の福島研究所の敷地及び隣接地に新工場の建設を発表しました。その後、工場建設や新規従業員の採用も順調に進み、15年6月には稼動する予定です。
有機ELテレビについてはソニー(6758)やパナソニック(6752)、韓国ではサムソンやLGも撤退方向であるが、今後はスマートフォン向けや照明用向けに大いに期待がもてる。有機ELディスプレイは、薄くて消費電力が少なく、高画質で視野角が広いので、コニカミノルタ(4902)も100億円の設備投資を計画している。又、中小型液晶の世界最大手のジャパンディスプレイ(6740)は、今春からスマホ向けに有機ELパネルの試作を始めると発表、石川県の工場に約200億円を投じてラインを設ける。早ければ15年度に量産を始めて、中小型の有機ELパネルで9割のシェアを握るサムソン電子を追い上げる予定である。更に、有機ELパネルの研究開発を加速するために、産業革新機構の主導で、ソニー、パナソニックと提携を協議して、有機ELパネルの共同開発会社を設立する方向で、6月中の合意を目指している。
今期業績は売上高が伸びるが、新工場建設による従業員増員や、役職員の報酬カットや給与カットなどを通常ペースに戻したことで、減益見通しを出しているが、将来性を見越した設備投資と捉えることが出来ることから、株価も4月2日の高値から調整完了とみて注目できる。
2014/05/30 7:40