アイフル(8515)【金融支援継続、銀行団と大筋合意、500億円返済猶予!】


アイフル  [8515] 東証1部 時価:514円

経営再建中の消費者金融大手アイフル(8515)は12日までに金融支援の継続で銀行団と大筋合意した。債務1600億円を金融機関からの融資などで返す。それでも残る約500億円は返済時期を猶予してもらう。過去に払い過ぎた利息「過払い金」の返還負担はなお重いが、本業回復が見込めることから支援継続が決まった。きょうにも正式合意する。
 返済時に利息を払い過ぎた人が過払い分を取り戻せるとした2006年の最高裁判所の判決を機に、アイフルは過払い金の返還請求が急増、経営状況が悪化した。10年3月期には2951億円の最終赤字を計上した。
 返済猶予は2回目だ。09年12月、金融機関との間で事業再生ADR(裁判外の紛争解決手続き)が整い、約60社からの借入金約2700億円のうち800億円弱を分割返済。残り約1900億円の返済が猶予された。当時の事業再生計画は7月に終わる。残った債務の返済計画が必要だった。
 いまの債務1600億円は返済計画が予想以上に進んだ結果で、銀行団が金融支援を継続する判断材料になった。債務の約4割は三井住友信託銀行やあおぞら銀行などの融資によって借り換える。利率8%の社債を300億円規模で発行し、債務と交換する。債権の買い取りも実施する。
 返済を猶予する約500億円は、5年間程度、返済時期を繰り延べることで合意する見通しだ。
 アイフルはここ数年で社員を5分の1程度まで削減するなど大規模な合理化を進めたが、過払い金の返還額は年300億円超と高止まりしている。銀行団はアイフルが消費者向け無担保ローンの残高が今期中に反転すると見込んでいることや、過払い金返還負担の状況なども見極め判断した。この結果により、同社の業績が順調に回復することが鮮明になってきたことから、今後も押し目を注目したい。
2014/06/13 8:30