旭ガラス(5201)【「Dragontrail(ドラゴントレイル)」が2014年W杯に初採用!」


旭ガラス  [5201] 東証1部 時価:579円

6月12日から開催されているサッカー2014年FIFA(国際サッカー連盟)W杯ブラジル大会に、日本のモノづくり技術が支えている。
W杯の12競技場に置かれる「ガラス製ベンチルーフ」は、旭ガラス(5201)が同社の最先端技術を結集して開発したもので、計60セットを納入した。同社は12年、FIFAからブランドライセンス権を取得し、ベンチルーフの開発に乗り出していた。
使用されているガラスは「化学強化用特殊ガラス」と呼ばれ、同社の登録商標は「Dragontrail(ドラゴントレイル)」。スマホやタブレット端末のディスプレイ向けカバーガラスとして使われており、世界で37ブランド300機種に採用されている。薄くて軽いのに自動車用ガラスと比べて強度は8倍近くあり、透明度も高い。スマホやタブレットの普及に伴い、11年に発売以来、売上げは約5倍にまで拡大している。
W杯のベンチルーフにガラス製が採用されたのは初めてで、これまでのプラスチック製に比べて傷つきにくく、劣化しない事などが評価された。今回採用されたのは、旧型に比べて強度が3割ほどアップして実用化はW杯向けが第1号で、今後、スマホやタブレット端末での採用が拡大していくと見られている。同社にとって「ブラジル」が大きなキーファクタにもなっている。
これまでブラジルには手付かずで、欧米勢に後れを取っているが、それを巻き返すため、13年秋から親切の自動車用と建築用のガラス工場を稼動させたばかりで、投資額は約400億円は社運を賭けたプロジェクトといっても過言ではない。
こうした中で、ブラジルで開催され、世界から注目されるW杯は自社の存在をアピールする格好の舞台となる。ガラスベンチルーフには「AGC」のマークも入っているので、試合と同様にベンチも注目してみてください。株価は底値圏にあり、PBR0,66倍と低く、業績は底入れしていることから、注目しておきたい。
2014/06/16 7:35