カイオム・バイオサイエンス(4583)【バイオ ベンチャーから本格事業体へ脱皮!】

カイオム・バイオサイエンス  [4583] 東証M部 時価:1,885円

カイオム・バイオサイエンス(4583)は、理化学研究所の創薬基盤技術型バイオベンチャーで、独自の創薬基盤技術であるADLibシステムを核とした抗体医薬品の研究開発支援や研究開発を行っている。 ADLibシステムの特徴は、従来の抗体作成技術と比較して「多様性」「迅速性」「困難抗原への対応」に優れていることにあり、従来方式では作製が困難な抗体に対象を絞って、研究開発を進めている。
同社の成長を計る最大のポイントであった、完全ヒトADLibシステムが実用化レベルに達し、困難抗原に対する抗体取得に成功。特許出願も完了しており、今後の創薬アライアンスや基盤技術ライセンス契約の増加につながるものと期待される。
また、ADLibシステムを用いて作製された抗体を含む診断キットが、実際の製品として提携先の富士レビオから欧州で販売開始され売上げに応じたロイヤルティ収入が得られることは、同システムの優位性である「困難抗原への対応」力と事業の発展を証明することになるでしょう。
今後は創薬アライアンス事業や基盤技術ライセンス事業では、国内外の製薬企業をターゲットに完全ヒトADLibシステムの契約先を増やしていき、リード抗体ライセンス事業は、2013年12月に子会社化したリブテックの開発ノウハウも活用しながら、複数のリード抗体の導出を実現し、収益性を目指して、2016年12月期に売上高34,52億円、営業利益6,51億円と初の黒字化が見えてきた。同社の完全ヒトADLibシステムが実用化レベルの段階にきたことで、大きな飛躍に向けた可能性が高まったと言える。政府は、昨年の成長戦略で再生医療の産業化に向けた改革に動いており、再生医療の市場は12年の1000億円規模から50年には世界ベースで38兆円に膨らむという試算を経済産業省が示していることからも、注目しておきたい。
2014/06/25 7:00