日本空港ビルデング(9706)【銀座三越に空港型免税店を出店!】



日本空港ビルデング  [9706] 東証1部 時価:3,275円

日本空港ビルデング(9706)は、成田国際空港、三越伊勢丹ホールディングス(3099)の3社は三越銀座店内に、消費税だけではなく、輸入関税や酒・たばこ税なども免除するのが特徴の空港型免税店を設ける方針を固めた。早ければ2015年度にも出店する。市街地に空港内と同様の免税店を設置するのは首都圏では初めて。訪日外国人の集客につなげる。
 3社が運営のための新会社を近く設立する。出資比率は日本空港ビルが50%弱、残り2社が各20%強の見通し。売り場面積や品ぞろえの詳細は今後詰めるが、三越銀座店内に専用売り場を設ける案が浮上している。出国予定者を対象に、海外高級ブランド品などを販売する。
 商品は店頭で渡さず、羽田空港や成田空港に運ぶ。購入者が出国手続きを終えた後に専用カウンターで渡す。外国人のほか、日本人でも出国予定者であれば購入可能。ハンドバッグなどの革製品やスーツなどの衣料品には通常、1割程度の輸入関税がかかっているが、この分が免除される。
 日本空港ビルは羽田空港のターミナルビル、成田国際空港は成田空港を運営している。羽田と成田以外から出国する場合は、商品の引き渡しカウンターの用意がないため免税にはならない。
 百貨店や家電量販店の多くは商品にかかる消費税部分に限って免税手続きを実施している。消費税に加え、関税や酒・たばこ税も免除する空港型免税店は、空港での商品の受け渡し体制の整備などが課題となり、市街地で普及していなかった。三越伊勢丹は空港の運営会社と組むことで、空港内と同様の免税品販売を市街地で実現する。
 三越銀座店では、今年4月に免税品の販売額が店頭売上高全体の1割を超えるなど、訪日外国人向けの商品販売が収益の柱に育っている。
 又、JTBによると、14年の夏休みの海外旅行者は前年並みの263万人と推定されているが、羽田空港の発着枠拡大やLCCの浸透に伴い座席供給数が拡大したことも海外旅行への追い風になっている。景気回復期待や収入増から旅行者はまだ増加するとみられ、空港施設の利用者数増から、羽田や成田などの各空港の施設を運営する同社業績の上積みとなる可能性が高くなることから注目できる。
2014/07/30 7:45