中外製薬(4519)【スイスのロシュ・ホールディングが完全子会社を検討!】

中外製薬  [4519] 東証1部 時価:3,315円

中外製薬(4519)を筆頭株主で、がん治療薬最大手、スイスのロシュ・ホールディングが完全子会社化に向けて交渉に入った模様であると、ロイター通信が報道した。
ロシュは中外製薬株の約6割を保有しており、残る約4割の株式を約100億ドル(約1兆260億円)で取得する計画という。最終決定はしていないものの、早ければ今週中にも発表する可能性があるとしている。
ロシュは先月、新型の乳がん治療薬を開発中の米セラゴン・ファーマシューティカルズを最大17億ドルで買収することで合意した。ロシュは中外製薬の完全子会社化により、抗がん剤や関節リウマチ治療薬などの販売強化を目指す戦略という。
ロシュの時価総額は約2500億ドル(約25兆円)であることから、中外製薬の時価総額1兆8553億円(発行株式数5億59685千株)のうち、残り約4割(2億23874千株)を約1兆円で取得(TOB)することは十分可能な範囲内との見方が強い。
中外製薬は16日に、この報道について否定するコメントを発表している。しかし、「火のない所に煙は立たぬ」との諺もあるので、もしも、この計画が合意されたならば、中外製薬の株価は少なくとも昨日の株価(3,315円)の1,3倍以上の時価まで買われる可能性が高くなることから,今後の動向に注目しておきたい。
2014/04/16 7:30