日本電子(6951)【世界最高性能の電子顕微鏡を開発!】

日本電子  [6951] 東証1部 時価:483円

日本電子(6951)は、東京大学の幾原雄一教授と柴田直哉教授と共同で世界最高性能の電子顕微鏡を開発した。どれだけ小さなものを見分けられるかという性能を示す「分解能」は、0,045ナノ(ナノは10億分の1)メートルで、これまで米国チームの記録(2009年に米ローレンス・バークレー国立研究所が出した0・047ナノメートル)を上回った。 物質を構成する原子と原子の位置関係が精密にわかり、半導体や電池などの新材料開発に役立つという。ものを見るのに光を使う光学顕微鏡は光の波長よりも小さい物体は見えない。電子顕微鏡は光よりも波長がはるかに短い電子線を使うため原子程度の大きさでも見分けられる。新素材開発や最先端研究で大きな武器となることから世界で開発競争が激しくなっている。
 原子よりも小さなものをみるときには、カメラで起きるような「ピンぼけ」が問題になっていた。研究チームはコンピューターで精密に計算してピンぼけを自動的に解消する装置を開発し、分解能が向上した。 半導体に使われるシリコンの表面を観察したところ、原子が2個つながってダンベルのような構造になっている様子がわかった。従来の電子顕微鏡ではひとつの楕円球にしか見えなかった。 成果はチェコのプラハで開かれる国際顕微鏡学会で9日発表する。
又、経済産業省は金属粉末を積層造形する産業用3Dプリンターの国家開発プロジェクトを立ち上げた。同プロジェクトは産業技術研究所や日本電子(6951)、東芝(6502)、三菱重工(7011)など、ビーム光源や積層造形装置、原料金属粉のメーカーや顧客となる航空・宇宙、医療機器、自動車関連メーカーを含む30社・団体「“オールジャパン”の体制」で世界最高水準の装置開発に挑む。
そのために、2014年度から5年間の予定で、20年にも商品化させる。今回の技術開発により、その目標に一歩でも近づく成果となることでしょう。
2014/09/04 7:30