日本金銭機械(6418)【カジノ事業に賭けて米企業を買収!】

日本金銭機械  [6418] 東証1部 時価:2,101円

今秋の臨時国会でカジノ法案が成立する可能性が高く、その行方に注目が集まっている中で、日本金銭機械(6418)はいち早くカジノ事業を成長に賭けた決断をした。同社は 中長期の成長に向けて8月、米フューチャーロジック社(FL社)を約74億円投じて買収するという思い切った賭けに出た。FL社はスロットマシンで獲得した賞金をバーコードのデータにし、チケットで発券する印刷機に強い。上東社長はFL社買収の先に、お金の動きを一括で管理できる双方の機器を横断したシステムの構築を思い描く。売上金データの送信を効率化したり、入出金を通じてホール内の人の動きを管理したりする機能も視野に入る。
 北米で稼働しているスロット機は85万台に及ぶ。そんなスロット機に使う紙幣識別機を製造し、6割強の世界シェアを握る。1990年代初頭に米国でスロット機への紙幣投入が解禁されると、いち早くカジノ向けの紙幣識別機を投入し、北米でのメーカー別シェアは7割を超える。
 とはいえ、足元の業績は必ずしも好調というわけではない。2007年まで10%を超えることもあった北米地域の売上高営業利益率は13年度で6・8%にとどまった。紙幣識別機の世界市場を二分する米MEI社との価格競争が原因だ。あるラスベガスのカジノでは「MEI社が自社の装置に入れ替えれば実質100ドル値引きすると提案していた」(日金銭の上東洋次郎社長)。
 FL社買収をきっかけに「お金を扱う分野のセキュリティーを一括して担う会社」に変身できれば、市場の予想を上回る「大化け」も夢物語ではない。
資本金22,16億円 発行株式数29662千株 浮動株24,9%
予2015.3 売上高285億 経常220億 純利益15億 1株益50,6円
2014/09/24 8:30