4℃ホールディング(8008)【「4℃」ブランド複合店を展開し、店舗転換を図る】

4℃ホールディング  [8008] 東証1部 時価:1,929円

宝飾品製造・販売の4℃ホールディングス(8008)は、主力の「4℃」や高価格帯の「4℃プレジェンス」などを組み合わせた複合店を展開する。百貨店を中心に展開している「4℃」ブランドのうち、主要都市の店舗を転換。幅広い層に対応できる店作りで、既存店をテコ入れする。
 現在百貨店に出店している「4℃」ブランド約70店の一部を拡大・改装して複合店を出店する。同社は2015年度から3年で、百貨店内の約30店舗の改装を計画している。このうち、東京や大阪などの大都市で複合店を展開していく考えだ。
 9月に東京都立川市の「グランデュオ立川」内の約60平方メートルの店を2倍に拡大して1号店を開いた。同店は主力の宝飾品業態「4℃」に加え、「4℃ブライダル」、高価格帯の「4℃プレジェンス」、バッグや革小物を販売する「ルリア4℃」の4ブランドを組み合わせた。
 各ブランドごとにブースを設ける形で、接客する販売員もそれぞれに配置する。ブランドごとのイメージは保ちつつ、来店目的が異なる顧客にも対応できるようにする。
 「4℃」は20代後半が中心顧客で3万5千円程度のジュエリーが中心。一方、「4℃プレジェンス」は中心価格帯が8万円程度で、30代以上の顧客を中心に人気がある。複数ブランドを集めることで客層を拡大でき、通常は路面店に行くことが多いブライダル商品を購入するための客の増加も期待できる。
立川店は前年比4割増の約3億5千万円の売上高を見込む。今後は面積の拡大が見込める店で転換の交渉を進め、立地によって組み合わせるブランド数を変えて出店する。4℃ホールディングスのジュエリー・バッグ事業は8月で前年比4・3%増と、消費増税後も好調に推移しており、15年2月期第2四半期累計の連結経常利益は前年同期比13.0%増の25.5億円に伸び、通期計画の63億円に対する進捗率は5年平均の37.0%を上回る40.6%に達した。 会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当研究所が試算した下期の連結経常利益は前年同期比10.7%増の37.4億円に伸びる見通しであり、ここからの押し目を注目したい。
2014/10/27 8:15