JR東日本(9020)【上期経常利益は一転2%増益で上振れ着地!】


JR東日本  [9020] 東証1部 時価:8,282円

JR東日本(9020)が10月28日に決算を発表。15年3月期第2四半期の連結経常利益は前年同期比1.7%増の2209億円となり、従来の8.4%減益予想から一転して増益で着地。通期計画の3410億円に対する進捗率は64.8%となり、5年平均の65.2%とほぼ同水準だった。
会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当研究所が試算した下期の連結経常利益は前年同期比4.1%増の1200億円に伸びる見通しとなった。直近3ヵ月の実績である7-9月期の連結経常利益は前年同期比8.4%増の1176億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の18.9%→19.5%に改善した。
2020年の東京五輪開催に向けて、首都圏のインフラ整備が活発化しており、同社は現状上野駅停まりの東北からの従来線を東京駅まで延伸した東北縦貫線(愛称:上野東京ライン)を14年度末に開業する予定である。同社は同線の開業に伴い、品川車両基地の整理・縮小を進めており、約13ヘクタールの大規模用地を創出する。品川地区は品川駅が2027年に開業予定のリニア中央新幹線の発着駅となるなど「新たな東京の顔」として期待されている。
同社は14年6月に20年までに車両基地跡地の田町駅〜品川駅間に新駅を建設し、新たなまちづくりを進めていくと発表し、品川地区の再開発により新たな収益を生み出すことが想定できる。
また、周辺地域に土地を有する京浜急行(9006)や西武ホールディングス(9024)などが当社の動きに追随することも想定され、品川地区のさらなる価値の向上につながる可能性があり、中長期狙いで注目できる。
2014/10/30 8:00