ミスミグループ本社(9962)【今期最高益予想を20%増益に12%上乗せ!増配】

ミスミグループ本社  [9962] 東証1部 時価:3,740円

ミスミグループ本社(9962)は金型用部品やFA(ファクトリー・オートメーション:工場自動化)用部品をカタログやインターネットを通じて販売している。同社の10月29日に15年3月期第2四半期の連結経常利益は前年同期比23.6%増の121億円に伸び、従来予想の98,5億円を上回った。併せて、通期の同利益を従来予想の205億円→229億円(前期は191億円)に11,7%上方修正し、増益率が6,9%→19,5%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高予想をさらに上乗せした。業績好調に伴い、今期の年間配当を33,85円→37,84円(前期は32,16円)に増配した。
同社の強みは、顧客が細かい寸法や形状を指定できる特注のような商品を1個から受注し、3日で納入することである。一方、生産の仕組みの標準化だ、高い売上営業利益率(前期11%)も実現した。半製品をベトナムで集中生産してコストダウンし、仕上げ加工は顧客の注文を受けてから消費地で協力工場と連携して行う。同社の顧客業種は電機、自動車、機械が主で、日本ではこれらの業種の機械需要が底堅く回復しており、同社はその恩恵をフルに享受している。海外売上も順調で、同社のようにキメ細かいニーズに対する部品サプライヤーは海外に少なく、北米、欧州では売上がまだ小さく、同社のユニークな強みを生かし、市場を開拓する余地が大きい。
人件費の上昇などでFA市場の成長性が高い中国では、14年に新工場が稼働しており、現地生産の拡大で短納期の競争力が強まり、売上成長に寄与することが予想できることから、押し目を注目しておきたい。
2014/11/05 8:00