アイロムHD(2372)【子会社:ディナベック(株)の臨床用iPS細胞作製用ベクターの販売開始!】


アイロムHD  [2372] 東証1部 時価:1,840円

アイロムHDの100%子会社であるディナベック(株)(本社:つくば市)は、ディナベックが所有するセンダイウイルスベクターを用いて、臨床用iPS 細胞作製用ベクターの販売を目指した製造を開始しました。
iPS 細胞はすでに様々な分化細胞に誘導されて基礎研究や創薬に利用されており、そのようにして得られた臨床用の分化細胞が再生医療にも応用されようとしています。従って臨床用のiPS 細胞を作製するための技術・設備を早期に提供することが求められており、このたびのGMP 基準下での臨床用iPS 細胞作製用ベクターの製造はそのような社会的要請に応えることができます。

ディナベックの臨床用iPS 細胞作製用ベクターは、そのGMP 製造用のシード作製および評価について、NEDOが主催する平成25 年度イノベーション実用化ベンチャー支援事業の助成事業から支援を受けて取り組んでいます。またGMP 製造に関して、ディナベックがこれまでに蓄積したセンダイウイルスベクターを用いた遺伝子治療及び遺伝子ワクチン用治験薬のGMP 製造技術をもとに、ウイルスベクターの製造について米国食品医薬品局(FDA)による治験薬製造の承認を得た実績のある機関で製造することとし、契約を締結しました。

ディナベックは平成27 年夏頃までには、GMP-CytoTune®-iPS を販売するとともに、臨床用iPS 細胞作製技術特許の実施許諾先への提供を見込んでいます。わが国では再生医療等の安全性の確保等を図るため法整備等の支援体制が整えられつつあり、また再生医療等製品の早期実用化に対応して新たな承認制度が導入されようとしています。そのような状況下で、ディナベックがこれまでに取り組んできたセンダイウイルスベクターによる細胞への遺伝子導入技術を活用したiPS 細胞作製技術を広く臨床用に応用することによって、再生医療の発展に向けて大いに貢献してくれることでしょう。
また、ディナベックは京都大学iPS 細胞研究所(京都市、所長:山中 伸弥)と創薬研究用疾患標的細胞を分化誘導する方法をの共同研究開発を締結しており、難病・希少性疾患に対する治療薬の開発を大幅に加速することを目指しており、注目出来るでしょう。
2014/11/20 7:50