アツギ(3529)【ストッキング人気復活!「第二の化粧品」】

アツギ  [3529] 東証1部 時価:114円

アツギ(3529)はストッキングやインナーの国内最大手である。最近、女性の脚を飾るストッキングの人気が復活している。素肌の「ナマ脚」ブームもあって生産や販売が落ち込んでいたが、数年前から20代を中心に「脚をきれいに見せられる」と見直す女性が増加。メーカー各社は、引き締めて美脚に見せるなど機能性を高めた多様なタイプを投入し、ニーズに応じている。
おしゃれな女性でにぎわう東京・有楽町の「有楽町マルイ」のストッキング売り場の主任バイヤーの杉本さんによると、「脚をきれいに見せたいと、女子高生ら若い世代がはいている。外国人旅行者の土産品としても人気がある」。ストッキングの生産・販売は1990年前後をピークに急減。生地が丈夫になって買い替えが減ったことに加え、ナマ脚やパンツルックの流行などが影響した。だが、杉本さんは「3、4年前から復調の動きが目立っている」と指摘する。復活のきっかけは商品の多様化だ。
売り上げが右肩上がりで伸びているアツギの「アスティーグ」は個性の異なる11種類がそろう。「肌」は自然できれいな素肌感を演出、「圧」は足首やふくらはぎを引き締めて美脚に見せる-など特徴を漢字一文字で強調。必要な機能や好みのイメージに合わせて選べる。アツギは透明感を重視した「透」には極細の糸を使って透き通る生地に仕立てるなど、商品によって糸の太さや編み方を変える工夫もした。「何歳でもきれいでいたいという女性の願望に応え、新しい着用場面を提案したい」と力を込めている。「素肌を見せないマナーとして着用した昔とは違い、肌をきれいに見せる『第二の化粧品』と捉えている。
業績は回復傾向のあり、15年3月期第2四半期の連結経常利益は前年同期比4.6%減の4.1億円に減ったが、通期計画の8億円に対する進捗率は51.5%に達し、5年平均の43.2%も上回った。直近3ヵ月の実績である7-9月期の連結経常利益は前年同期比89.4%増の3.9億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.3%→3.8%に改善しており、株価も低迷期から脱出する可能性がでてきた。
201411/27 7:55