東芝(6502)【世界で最も効率よく「人工光合成」の開発に成功!】

東芝  [6502] 東証1部 時価:512,3円

植物が太陽の光を利用して水と二酸化炭素からエネルギーを作り出す「光合成」の原理を応用した、いわゆる「人工光合成」の研究で、東芝(6502)は、世界で最も効率よく人工光合成を行うことができる技術を開発したと発表しました。
「人工光合成」は、太陽の光を利用して水と二酸化炭素からエネルギーを作り出す植物の光合成の原理を応用して、メタノールなどの燃料を人工的に作り出す技術で、このため、日本の大学をはじめ、トヨタ自動車やパナソニックも新たなビジネスチャンスを求めて実用化に向けた研究に乗り出しているほか、欧米や中国、韓国など世界各国で研究が進められており、海外勢との技術開発競争も激しくなってきています。
東芝は、人工光合成を行う工程に、特殊な半導体や表面に加工を施した金の触媒を使うことで、太陽光エネルギーからメタノールなどの原料である一酸化炭素を作り出す変換効率を1.5%に高めることに成功したと発表しました。東芝によりますと、これは藻類に匹敵し、現段階では世界で最も高い水準だとしています。実用化には、変換効率を10%程度にまで高めることが必要とされるため、東芝は技術の改良を重ねて、2020年代の前半をめどに実用化を目指すことにしています。
人工光合成の分野に詳しい首都大学東京の井上晴夫特任教授は、「エネルギーの変換効率が1%の領域に入ったことは非常に意義があり、またそれが日本の研究グループから出たということはすばらしいと思う。人工光合成の国際学会では、この数年間で企業の研究成果が出始めており、非常に歓迎すべきことだ。
2010年にノーベル化学賞を受賞したパデュー大学の根岸英一特別教授は「日本企業はこの分野で世界をリードする位置に入ってきた。今回の国際学会でも、日本がこの分野で5本の指に入るくらいの研究大国になっていることがはっきり示されたと思う」と話しています。
東芝は先のモリックスとの「指紋認証で不正送金防止のICカード」の共同開発や、「人工光合成」の開発など、世界を変える分野の開発が目覚しく、今後の活躍が期待されます。
2014/11/27 8:20