東ソー(4042)【自動車用排ガス触媒用ハイシリカゼオライ等が好調!】


東ソー  [4042] 東証1部 時価:581円

東ソー(4942)は総合化学大手で、塩ビやウレタン原料といったクロル・アルカリ(原塩を電気分解
して生成される)や石油化学の売上比率が大きい。
子会社の大洋塩ビの塩ビ樹脂(PVC)生産は日本国内首位である。機能商品にも注力している。機能商品では、エポキシ樹脂硬化剤や潤滑油添加剤などに用いられるエチレンアミンの採算が改善している。欧米中心の競合企業についても、短期的には大型増強投資は予定されていないのに加え、付加価値の高いハイアミンの生産比率を拡大中だ。
また、米欧の自動車排ガス規制強化により、自動車排ガス触媒などに用いられるハイシリカゼオライトや、歯科材料のジルコニアも堅調である。川上工程にあたる塩ビモノマ(VCM)第3プラントの増設により、今下期から建材などに使わる塩ビ樹脂の設備稼働率も上昇している。クロル・アルカリで、ウレタンの原料のMDI(化学品)の販売価格には回復感がある。
一方、今年度後半などに中国メーカーや欧州メーカーなどが能力増強を計画しており、中期的な需給は緩む可能性もあるが、11月6日の決算説明会で宇田川社長は「今期下期の業績動向が好調に推移すれば、配当水準などを見直す可能性も出てくるだろう」とコメントしており、現状の為替水準などが持続すれば増配の可能性も高く、注目したい。
2014/12/10 8:30