オプティム(3694)【電子書籍配信サービス、半月で1万件超のダウンロード!】

オプティム  [3694] 東証M部 時価:21,050円

オプティム(3694)が11月に始めたタブレット(多機能情報端末)向け電子書籍の配信サービスはワンコインの定額で、ビジネス誌からグルメ、旅行まで92の雑誌のバックナンバーが読み放題で楽しめるサービスの出足が順調だ。
端末保証サービスなどとセットにした定額制トータル電子書籍サービス「タブレット使い放題」として提供を始めた。料金は月額500円。従来の電子書籍サービスの多くが、最新刊の配信が中心なのに対し、バックナンバーをメーンに据えているのが特徴である。
 「週刊プレイボーイ」「週刊東洋経済」「dancyu」「るるぶ」など、出版社16社の92誌296冊をそろえた。雑誌ごとに最新号から過去1年程度まで、閲読できる号数は異なるが、1冊まるごと何度でも、何冊でも自由に読める。
 閲覧アプリは独自開発した。画面の雑誌を指先でフリックすると、めくれたページの裏には、本物の紙のように文字や写真が描かれている。ページを半分だけめくって、次のページを見比べることもできる。いくら素早くめくっても表示が乱れることはなく滑らかだ。
他社の同種サービスは1500円程度。情報インフラを自社の他のサービスと共有するなどしてコストを抑制、3分の1の価格を実現した。
オプティムはスマートフォンなどを一括管理するMDM(モバイルデバイス管理)と呼ぶソフトの国内首位。業務用の電子パンフレットなど、デジタル文書ソフトも手掛ける。活用した技術は主に2つ。ページをめくった瞬間には画質の低い画像、めくった後の閲読用には高画質画像と、画質を使い分けることで、滑らかな操作を実現。さらに、動画などをダウンロードしながら再生するストリーミング技術を使い、大小の画像を取り込みながら画面を描写できるようにして、素早い表示を実現して、本物の雑誌をめくっているような感覚を追求した。
11月19日のサービス提供開始から、半月ほどで1万件を超えるダウンロードがあったといい、菅谷社長らは手応えを感じている様子。今後はEC(電子商取引)サイトなどの協力を得ながら、出版社との連携を一段と深めていく考えだ。
 矢野経済研究所(東京・中野)によると、2014年度の電子書籍の国内市場規模は前年度比23・5%増の1050億円、うち雑誌は50%増の60億円と見込まれる。
 成長市場で顧客囲い込みを狙う上で、強力な武器の1つとなるのが定額読み放題サービスで、同社は他社より一歩先をいくサービスで優位性を持っていると言えるでしょう。
2014/12/11 7:50