ソニー(6758)【復活へ新事業発掘に本腰 -不動産拡大、来年にリフォーム本格参入!】


ソニー  [6758] 東証1部 時価:2,470円

経営不振からの脱却を目指すソニー(6758)が、新規事業の発掘に本腰を入れている。8月に営業を始めたソニー不動産は順調に業容を拡大しており、年明けにリフォーム事業に本格参入する。今月には米投資ファンドと合弁でベンチャー企業を設立。鍵の代わりにスマートフォンでドアを施錠・開錠できる製品の提供を始める。4月につくった「新規事業創出部」による社内オーディションを通過したアイデアの事業化も進め、将来、収益に貢献する事業を育てる。
ソニー不動産の西山和良社長は、来年1月に建設業の許可を取得することを明らかにした。すでにリフォーム事業を行っているが、建設業許可により、1件当たり500万円以上の工事も請け負えるようになる。設備機器や建材の価格だけでなく、工賃を含めた総額を提示することで透明性の高いサービスを提供し、将来的な事業の柱に育てる考えだ。
同社は又、「スマートロック」という分野にも参入。ファンドが60%、ソニーが40%を出資してキュリオ(東京)を設立。来年度からスマホのアプリを通じて住宅などの玄関ドアの施錠・開錠ができる製品をつくり、個人や法人に販売する。ソニーは「当社が保有する無線セキュリティー技術などを活用して開発する」としている。新規事業創出部は「新しい技術や製品、サービスのアイデアと事業化への意欲を持つ人をネットワーク化する」目的で、平井一夫社長直轄の組織として立ち上げた。
「本業の電機を再生させるのが先決では」との批判もあるが、ソニー損害保険やソニー銀行など、同社の新規事業には大きく成長した前例がある。今や中核事業の一つであるゲームも、新規事業として「プレイステーション」を開発したのが始まり。斬新な取り組みで「ソニーらしさ」を取り戻し、経営再建を目指しており、注目しておきたい。
2014/12/24 8:40