渋谷工業(6340)【「肝臓再生治療」を山口大で実用化へ!】

渋谷工業  [6340] 東証1部 時価:2,144円

 澁谷工業(6340)の開発した再生医療機器を活用した肝硬変患者の治療が、今秋にも山口大で実用化される見通しとなった。
患者の骨髄液から細胞を培養して体内に戻し、肝臓を再生する治療法で、同社によると、夏ごろに山口大が実用化に必要な認可申請を厚生労働省に行うとしている。
山口大は現在、骨髄液から肝臓を再生する「ABMI療法」を手掛ける。ただ、この治療法では患者に全身麻酔を施し、骨髄液400ミリリットルを採取する必要があり、負担が大きかった。
しかし、澁谷工業の装置を使った手法では、局所麻酔で骨髄液の採取量を30ミリリットルに抑えられる。骨髄液から分離させた細胞を同社の無菌培養装置で増殖させる仕組み。今年度中に臨床研究を行う予定である。
このほか、同社が株式会社サイフューズ(東京都文京区)と共同で、様々な種類の細胞を自在に3次元配置する世界初の「バイオ3Dプリンター」Regenova(レジェノバ)を使った軟骨組織の再生医療は佐賀大、九州大などが来年3月までに取り組む予定である。
レジェノバは、細胞疑集塊(スフェロイド)を3Dデザイン通りに剣山に固定することにより立体的な細胞構造体を造形する、世界最先端のロボットソステムであります。様々な細胞種に適用可能で、移植用再生臓器の研究開発及びヒト細胞の立体組織を用いた創薬研究に幅広く活用されることによって、再生医療に全く新しいブレークスルーをもたらすことでしょう。
又、理化学研究所の認定ベンチャー企業「ヘリオス」と実施する網膜再生は夏ごろの開始を目指しています。
再生医療システム本部長を兼任する澁谷弘利社長は「再生医療の実用化が進み、機器のニーズが高まれば、業績にも大きく貢献する」と期待を込めており、再生医療の本格的治療の開始と共に、同社も大きく羽ばたくことになるでしょう。
株価は昨年の高値3505円から大幅に調整を余儀なくされており、いつ上昇気流に乗ってもおかしくなく、注目しておいて良い株価水準であります。
2015/01/20/ 7:55