ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)【ロボット向け部品が好調につき増産に着手!】


ハーモニック・ドライブ・システムズ  [6324] 東証JQ部 時価:1,811円

ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)は30億円弱を投じ、ロボットの力を引き出す部品の減速機の生産能力を増強する。長野県にある工場の建屋や工作機械を拡充、主力製品の月産能力を現在の25%増の5万個程度に高める。製造業向けの多関節ロボットのほか、医療福祉などサービス分野でもロボットの活用が広がることを見越す。
政府が推進している「ロボット革命」によると、介護・医療や農業、中小企業など人手不足が深刻になっている分野を重点的に支援する。介護保険を適用するロボをふやすほか、医療ロボも国の審査を迅速にする。規制緩和で産業の生産効率を引き上げるほか、官民で1000億円を投じて関連産業の市場規模を4倍の2・4兆円に拡大する。
 23日に政府がロボット革命実現会議を開き、5カ年の戦略案を公表する。政府の支援で中小500社以上にロボ導入へのコンサルティングを実施し、安価なロボ開発も後押しする。接客や旅館の裏方業務などにもロボを導入する。
 介護ロボットを使いやすくするため、介護保険の対象となる機器を選ぶ手続きを見直す。医療ロボットは100件以上の実用化を支援し、審査件数も従来の1・5倍に拡大する。
 農業や漁業では果樹採取や除草など12分野以上でロボットを導入する。高齢化が進んでも農作業を効率化できるため、1人の1日あたり耕作面積は現在の2倍になると試算する。
 道路や橋など老朽化したインフラの点検・補修では、全体の20%でロボットを導入する。災害現場など人間が入りづらい場所での活用も重視し、福島県では飛行ロボットなどの実証区域を設ける。
 今年度中には各省庁のほか産業界や大学など約1000の企業・研究機関が参加する「ロボット革命イニシアティブ協議会」を立ち上げる。
 長野県安曇野市の主力工場に最大で延べ床面積3千平方メートルの新棟を建設する。今年夏にも着工し2016年3月の完成を目指す。新棟には部材を切削したり研磨したりする最新鋭の工作機械を導入する。このほか減速機向けのベアリング(軸受け)などの生産を担う子会社の設備も増やす。波動歯車装置であるハーモニックドライブは、楕円と真円の差動を利用した減速機で、小型軽量高効率で多くのサーボモータに使われている。サーキュラ・スプライン(C/S)、ウェーブ・ジェネレータ(W/G)、フレクスプライン(F/S)から構成される歯車装置であり、特徴として高減速比、軽量、コンパクト、バックラッシュが少ないなどがある。これらの特徴により多くのロボットに使用されており、同社の業績拡大が期待できる。
2015/01/23/ 8:15