プロスペクト(3528)【「豊商事」へのTOBの行方に注目!】

プロスペクト  [3528] 東証2部 時価:124円

プロスペクト(3528)は、H26年10月1日に「株式会社グローベルス」から社名変更となったことで、これまでの、昭和12年からマンション開発及び分譲を中心とする不動産事業から、日本株式投資の調査・助言を行う金融関連業務と、不動産のアセット・メネジメントや不動産・不動産信託受益権の媒介等を行う不動産関連業務の2つをコアビジネスとしております。
同社は昨年12月25日商品先物取引大手の「豊商事(8747)」に対して1株400円でTOBを実施すると発表しました。尚、豊商事の上場は維持させる条件です。12年にササキハウス、14年に機動建設工業を買収、今度は太陽光発電事業進出と豊商事へのTOBと攻めの多角化戦略を進めています。
社名の「プロスペクト(Prospect)」〜それは、「将来を見通し展望をもつ」という意味を込めて付けられております。
「プロスペクト」という語は「期待、予想、見通し」といった意味を持ち、プロスペクト理論は行動経済学における最も代表的な理論の一つとしてしられており、ダニエル・カーネマンは2002年、ノーベル経済学賞を授賞しています。
同社の15年3月期業績は1月6日に業績修正を発表し、連結経常利益を従来予想の1,5億円→7億円(前期は3,76億円)に4,7倍上方修正し、一転して86,2%増益見通しとなっています。会社側の修正後の通期計画に基づいて、当研究所が試算した下期の連結経常利益も従来予想の6200万円→6,12億円(前年同期は4,93億円)に9,9倍増額し、一転して24,1%の増益見通しとなっています。
修正理由は、主に日本株を対象として投資顧問業を営んでいる子会社のプロスペクト・アセット・マネジメント・インクにおいて、H26年中の運用成績が良好であったことで、パフォーマンス収入が確実視出来ることが主因であります。
そして、今回の豊商事のTOBが成功すれば、プロスペクトが提供する金融商品と豊商事が長年の商品先物取引の営業経験に基づいて築いてきた高い営業力とのシナジー効果が期待でき、プロスペクト(3528)、豊商事(8747)の両社の業績拡大に繋がる可能性が高く、TOBの行方に注目しておきたい。
2015/01/26/ 7:50