FFRI(3692)【サイバーセキュリティーが成長の源!】

FFRI  [3692] 東証M部 時価:5,650円
 
サイバーセキュリティーはあらゆる産業の成長に寄与すると言われています。IT(情報技術)業界のみならず、金融、医療、製造、飲食、農業――。世界に存在する産業すべてにおいて、インターネットなしで成功できる例はなくなったと言ってもよいでしょう。
 悪意をもって遠隔操作される可能性のある危険な自動運転車が市場に歓迎されるでしょうか。個人情報が盗まれ放題の医者が受診者に選ばれるでしょうか。重要な機密を頻繁に漏洩させ、そのことに気づいてもいない企業や政府を誰が信用するでしょうか。
 近年、あらゆるモノをインターネットにつなぐ「IoT(モノのインターネット)」という言葉が流行しています。しかし、IoTはセキュリティーと一体になって初めて、ユーザーの利益となる概念です。セキュリティーを軽視したビジネスは、早晩に姿を消していくでしょう。
 最先端のセキュリティー基盤構築は、すでに私たちが保有している産業を守ることとイコールです。仮に日本が「ものづくり世界一」の復権を目指して製造業に関連する発明を振興したとしても、何年にも及ぶ研究の成果を数秒のコピー&ペーストでライバル企業に盗まれてしまえば終わりです。
 サイバーセキュリティーに注力することは製造業のみならず、すべての産業の自律的成長を守ることにつながります。サイバーセキュリティーを産業として成長させることは、日本が保有している全産業の発展をけん引する巨大な市場の開拓に他ならないのです。そう、サイバーセキュリティーは、それ自体が輸出可能な産業であり、技術であり、発明なのです。
 かつて「メード・イン・ジャパン」という言葉は「安心」と「信頼」の象徴でした。「メード・イン・ジャパン」が復権するためには、壊れにくくユーザーが思ったとおり動作するという他に、新たな時代に対応した「安心」と「信頼」を付加させる必要があります。メード・イン・ジャパンがバージョン2へと発展するために最も重要なのは、サイバーセキュリティーの概念なのです。
 注意すべきは、サイバーセキュリティー熱を一夜の花火にしてしまわないことです。2020年の東京五輪開催をゴールに設定して、必要十分・最低限のセキュリティーインフラだけを整備して、それで満足してしまうようでは、日進月歩のハッカーたちにいずれは乗り越えられてしまうでしょう。
  日本政府は「サイバーセキュリティ戦略本部」を1月9日に設置したばかりです。15年はおそらく全世界的に「サイバーセキュリティー元年」となるでしょう。その世界標準が規格化される過程において、リーダーシップを発揮するのが五輪を控えた日本であってほしいものです。
FFRI(3692)がその牽引役を担っていると言っても過言ではないでしょう。
2015/01/30/ 8:30