ケーヒン(7251)【HV半導体部品を内製化、電力制御装置の生産6倍以上に!】


ケーヒン  [7251] 東証1部 時価:1,888円

ホンダ系最大級の部品会社のケーヒン(7251)は今春、ハイブリッド車(HV)用部品の内製を始める。電池からモーターに送られる電流や電圧を制御するパワーコントロールユニット(PCU)内の半導体複合部品を自社で製造する。宮城県内の工場に専用設備を導入。環境規制を背景にHV需要は増えるとみて、自社で製造技術を確立し、PCUを主力商品に育てる考えだ。
 PCUは電池に蓄えられた電力をモーター向けに調節する装置。ケーヒンはPCUの中核部品である電力を調節するための半導体複合部品を内製する。これまではPCUの頭脳にあたるモーターECU(電子制御ユニット)のみを製造し、他の部品はホンダから支給を受け、PCUを組み立てていた。
 宮城第二製作所(宮城県角田市)に数十億円を投じてクリーンルームを整備し、基板にICチップを取り付ける作業ができるようにした。今春に半導体複合部品を内製化したうえで、他の部品も自社で調達し、PCUを一貫して社内で製造できる体制にする。内製化に伴って、製造コストの低減も狙う。
 当初はホンダの中型車用の2モーターのHVシステム向けのみだが、早期に製造技術を確立し、他の車種への納入も目指す。ケーヒンは2016年度末までにPCUの生産量を13年度と比べて6倍以上の13万台程度に引き上げたい考えだ。
 世界各国の環境規制が強まる中、今後、HVは需要の増加が期待でき、世界のHV販売台数は30年に643万台と現在の4倍近くに増えるという予測もでている。
 ケーヒンはエンジン用の燃料噴射装置や制御装置が主力。最大取引先のホンダがHV車の世界展開に積極的なこともあり、HV向けの制御装置も中核製品として育てて、持続的成長を維持する方針なことから、押し目は注目しておきたい。
2015/02/02/8:20