富士ソフト(9749)【鼻軟骨再生の臨床試験を3施設と開始へ。16年度中の承認目指す。】

富士ソフト  [9749] 東証1部 時価:2,504円

富士ソフト(9749)は、「インプラント型自己細胞再生軟骨」(再生軟骨)の企業治験を開始すると発表しました。東京大学から技術移転を受け製品化を目指しているもので、患者本人の耳介軟骨から採取した細胞を使って人工的に再生軟骨を作り鼻に移植する。口唇口蓋裂などの先天的な疾患や病気や怪我で鼻に変形をきたしている患者の治療に使う。東京大学医学部附属病院をはじめ3施設で治験を開始する。
現在行われている治療には、腸骨や頭蓋骨、肋軟骨の移植がありますが、ゲル状の細胞では高さは保てないこと、広範囲に骨や軟骨を採取した後の痛みや侵襲、これに付随する合併症、骨組織に由来する骨折や肋軟骨特有の曲がりが生じることなどの問題があります。そのため、鼻梁部分の軟骨形成には、立体的な形とある程度の硬さを併せ持った再生軟骨が必要でした。
しかし、実用化に向け課題となっていた、立体組織のまま細胞生存性と無菌状態を維持することに取り組み、再生軟骨の栄養交換効率を上げることにより容器を密閉した状態で長期間安定させることが可能な方法を開発することが出来ました。
 同社は、この再生軟骨が既存治療に代わり、第一に選択される治療法になることを目指し、実用化及び製品化に取り組んで、2016年9月末の製造販売業取得を目標としており、今後の動向に注目したい。
2015/02/13/8:10