オカダアイヨン(6294)【東京五輪に向け再開発をにらみ、首都圏の保守拠点網を整備!】


オカダアイヨン  [6294] 東証2部 時価:997円

オカダアイヨン(6294)は解体作業用機器が主力で、コンクリート構造物の解体作業を行うための大割機、小割機で高シェア。また、岩盤の掘削やコンクリートの破砕を行う油圧ブレーカなども展開している。足もとは首都圏を中心とした耐震建て替え工事で圧砕機の需要が堅調に推移。油圧ブレーカもレンタル需要の回復で伸長し、15年3月期第3四半期の連結経常利益は前年同期比29.3%増の8.6億円に伸び、通期計画の10億円に対する進捗率は86.1%に達し、さらに前年同期の83.9%も上回った。
同社は首都圏での保守拠点網の整備を加速する。4月に横浜市内に拠点を新設、埼玉県でも埼玉工場(埼玉県朝霞市)を保守サービス拠点に改装する他、近郊にも新たな拠点を設ける計画だ。同社は大阪に本社を置き、建機需要の低迷期に首都圏のネットワークを縮小した経緯がある。
ただ、今後は東京五輪に向けた再開発や老朽化したオフィスビスの耐震化工事などで20年前後まで需要が高水準で推移する見込みだ。破砕機は刃先に千トンを超す力がかかり破損も多いため、顧客の高水準の稼働を維持するためにも保守サービス拠点の充実が欠かせないと判断した。
4月に横浜市内に新設するのは倉庫を備えた拠点で、延べ床面積は約400平方メートル。従業員は約8人が駐在する。倉庫棟には約5000万円を投じて5トンの大型クレーンや洗浄設備を取り付け、建機のメンテナンスや修理などのサービスが提供できるようにする。再開発などの動きが活発な臨海部への営業拠点としても活用するほか、静岡と山梨の2県を統括する機能も持たせる計画だ。
 埼玉工場(埼玉県朝霞市)は15年にも約4億円を投じて保守拠点に改装する。隣地に新工場の建設が決まっており、移設により空いたスペースを活用する。埼玉県近郊では新たに別の保守拠点の開設も検討している。
同社は代理店を使わない直営のメンテナンスサービスを強みとしており、東京都や神奈川県での破砕機の市場シェアが5割とされる。保守サービス分野の粗利益は30%近いとみられ、同分野の強化で収益力の向上が期待出来ることから、押し目は注目しておきたい。
2015/02/17/ 7:55