TDK(6762)【磁性材料を柱に強い製造技術に注目!】

TDK  [6762] 東証1部 時価:7,920円

TDK(6762)は磁性材料「フェライト」を世界ではじめて工業化することを目的に、1935年に設立されて以来、磁性材料を軸に、時代にあわせて主力製品を変えてきたこと、新しい製品を世に広める過程で、強い製造技術を身に着けてきたことが同社の強みである。
フェライトが最初に工業製品に広く使われたのは、ラジオや無線機に使われる高周波コイルの鉄心であった。同社は、コイル製造に必要な巻き線や積層工法を習得し、現在も世界トップ企業である。80年代の同社を支えた磁気テープにおいては、微細粒子制御と塗布技術で、00年代以降に主力となったHDD ヘッドにおいては、ナノ粒子の制御技術と薄膜工法で業界一となった。
現在の主力は、コイル、コンデンサ、高周波フィルタなどの受動部品、HDD ヘッド、リチウムポリマー電池の3事業であり、これらがバランス良く稼いでいる。
受動部品は、車の頭脳を担うECU(エンジン・コントロール・ユニット)とスマートフォンの電源と高周波回路向けが主力。HDD ヘッドはノートPC 用からデータセンター用に注力市場を移した成果があらわれ、収益底打ちが明確になってきた。
電池は、北米の最大手スマートフォンメーカーから、中国のスマートフォンメーカーやEV 用途に顧客を広げている。磁石のスピン現象や薄膜工法を応用した製品が、今後の同社の成長を支えていくでしょう。
業績は好調で、売上高予想を前年比9,7%増の1兆800億円(従来予想は1兆500億円)営業利益予想を91,2%増の700億円(同630億円)、当期純利益予想を2,5倍の429億円(同370億円)にそれぞれ上方修正しており、売上高は初の1兆円突破となり、今後の成長に期待がもてる。
2015/02/23/8:30