アールテック・ウエノ(4573)【網膜色素変性治療点眼液『ウノプロストン』の第3相臨床試験の結果に期

アールテック・ウエノ  [4573] 東証JQ部 時価:2,178円

アールテック・ウエノ(4573)は眼科・皮膚科向けに特化した創薬ベンチャー企業で,緑内障・高眼圧症治療薬「レスキュラ(R)点眼液」の製造販売、便秘症治療薬「アミティーザ(R)カプセル」の受託製造など既に収益化している事業があり、創薬に関する開発費や安定配当を継続できるだけの収益力、財務体質を確立していることで、他の創薬ベンチャー企業とは異なっています。
更に注目されるのは、同社が得意とする、未だ満足のゆく治療法がない領域(アンメット・メディカル・ニーズ)の一つである網膜色素変性治療点眼液『ウノプロストン』の第3相臨床試験の結果が近々判明する可能性が高い点に期待があつまっています。
網膜色素変性は世界中では5000人に1人といわれ、日本では推定3万人、世界では推定139万人の患者数とみられている。進行すると進行性夜盲と視野狭窄をきたし末期では失明にいたる恐れのある難病。現在、難病に指定される130の疾患の中の一つである。 第2相臨床試験では網膜感度が悪化する患者数を減らす効果がみられているといい、現在、第3相の臨床試験が進められており、まもなく結果が明らかとなる見通しである。 
オーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)に指定されていることで開発助成金の交付、税制面の優遇措置、優先承認審査などのメリットがある。
業績については、15年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比12.5%減の10.1億円に減った。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の14.3億円→22.6億円(前期は14.7億円)に57.7%上方修正し、一転して53.1%増益見通しとなった。
 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当研究所が試算した10-3月期の経常利益も従来予想の9.7億円→17.9億円(前年同期は7.2億円)に85.1%増額し、増益率が34.8%増→2.5倍に拡大する見通しとなった。 
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の25円→30円(前期は25円)に増額修正している。好調の理由は同社が受託製造を行っているAMITIZAカプセルの日本での販売について、業績予想発表時の出荷見込数量が大幅に増加しており、また、ドルベースでの取引を行っている米国向けのAMITIZAカプセルについては、業績予想発表時の想定為替レート(1$=100円)よりも急激に円安に推移 しているため、更なる上方修正の可能性も出てきた。
2015/03/06/ 7:55